この記事では「パソコンで写真編集(RAW現像)をしたい人」におすすめのデスクトップパソコンをご紹介します。
必要なスペックとおすすめのパソコンをご紹介しますので、ご参考頂けますと幸いです。
RAW(ロー)現像とは
デジタルカメラで撮影した生データを「RAWデータ」と言います。
RAWは撮影時に取り込んだ光の情報をそのまま保存したデータのことで、あとから編集・加工がしやすいことが特徴。
RAW現像とは「RAWデータを編集すること」を意味します。
一方、同じ保存形式で有名なのはJPEG(ジェイペグ)ですが、JPEGは簡単に言うとRAWから変換された形式になります。
写真が趣味で仕上げもこだわりたいなという人はRAWで撮影することをお勧めします。
余談ですが、最近筆者もRAW現像デビューしました!
新しいデジタルカメラを買ったので写真自体きれいになったのですが、RAW現像では更に明るさの調整だったり色合いの調整が簡単にできるので、あとあと写真を見返した時にうれしい気持ちになりますよ。
RAW現像に必要なスペック
RAW現像を快適に使うにあたり、必要なスペックをまとめます。
実はRAW現像はそこまで重たい作業ではないので、そこまで高いスペックは必要ありません。
CPU
CPUはパソコンの頭脳と呼ばれる計算処理をつかさどるパーツのことです。
RAW現像の場合、色や明るさを調整したりする際など、複雑な処理を要求するので、Core i5以上を選ぶと良いと思います。
グラフィックカード
グラフィックカードは主に映像の処理をつかさどるパーツです。
RAW現像の場合、ソフトの中で拡大したり縮小したりするプレビュー機能や、色味や明るさを変えたりした際に反映するスピードなどにグラフィックボードの性能は活かされます。
とはいえRAW現像はそこまで重たい処理ではないので低スペックのグラフィックカードでもある程度は快適に動きます(グラフィックカードがなくても動きます)。
ある程度余裕をもってGTX1050以上がおすすめです。
メモリ
メモリはパソコンの作業台のようなもの。
料理で例えるとまな板のようなイメージです。まな板(メモリ)が大きければ大きいほど扱える食材(データ)が増え、効率的な処理ができます。
RAW現像は意外にメモリを消費します。
RAW現像の代表的なソフトであるLightroomを使った場合、場合によっては10GB以上必要になることもあります。
つまり、8GBでは不足感を感じるので、RAW現像は16GB以上あった方が安心でしょう。
ストレージの種類
ストレージはデータやファイルの保管庫です。
代表的なストレージの種類にはHDD(ハードディスク)とSSDがあります。
HDDの特徴
HDDはハードディスクドライブの略です。安価で大容量のデータを保存できることがメリットです。一方、読み込み書き込みの速度が遅く、衝撃に弱いという点がデメリットです。
SSDの特徴(おすすめ!)
SSDはソリッドステートドライブの略です。立ち上がりが高速で衝撃に強いことがメリットです。一方、価格がHDDより高いことがデメリットです。
少し予算を出せるのであれば、絶対にSSD搭載モデルがおすすめです。
パソコンの電源を付けてからの立ち上がりのスピードがHDDより2倍くらい速く、すごく快適に感じます。
特に大量の写真データを扱う人は読み書きの速度が大切なので、RAW現像をするなら必ずSSDを搭載しているモデルが良いです。
「SSD搭載モデルを使ってしまったらもうHDDに戻れない!」
という声も良く聞きます。
容量は240GB以上がおすすめ。
出来上がった写真は外付けのハードディスクやクラウドのストレージサービスなどに保管すると良いでしょう。
ちなみにスマホやデジカメで撮影した写真の容量は1枚あたり2~3MBです。よって1GBあたり350枚くらい写真が保存できます。
【厳選】RAW現像におすすめのデスクトップパソコン3選
RAW現像には以下のスペックを搭載されているパソコンを選ぶことがおすすめです。
- CPU:Core i5 以上
- グラフィックカード:GTX1050 以上
- メモリ:16GB 以上
- ストレージ:240GB以上(SSD推奨)
以上を踏まえて当サイトのおすすめデスクトップパソコンをご紹介します!
※ご紹介しているパソコンは仕様等が変更になる可能性があります。購入の際は必ず販売サイトの情報をご確認ください。
DAIV X7(マウスコンピューター)
プロアマ問わず使えるクリエイター向けオールマイティーモデル
「DAIV(ダイブ)」マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランドです。クリエイターの声を反映させたケースが好評です。このモデルは最新のグラフィックカード「GTX1650」が搭載され、Core i9、メモリ32GB、SSD+HDDといった隙のない構成の人気モデル。RAW現像だけをするにはややオーバースペック気味ですが、今後いろいろなクリエティブな作業にも対応できる幅を持っています。
レイトレック MB(ドスパラ)
RAW現像の入門機におすすめ
「レイトレック」は大手BTOパソコンメーカー「ドスパラ」のクリエイター向けPCブランド。このモデルはCPUやグラフィックカードの性能が最低限のラインで構成されたエントリーモデル。RAW現像をこれから始めたい!という人におすすめの入門モデルです。
DAIV Z9 (マウスコンピューター)
最高峰のCPU(Core i9)と最新のグラフィックスカード、メモリは大容量の32GB、高速なNVMe SSDを搭載。良くわからなくても大丈夫です。とにかくこのモデルを買っておけばかなりの幅のクリエティブ作業をすることができます。価格はやや高めですが、安心して作業に集中したいならイチオシのおすすめモデルです。
おすすめパソコンメーカー
パソコンを買うならBTOパソコンメーカーがおすすめです。
BTOパソコンの大きなメリットは以下の2点。
- 余計なソフトが入っていないから格安
- カスタマイズができる
コストパフォーマンスにこだわるならぜひBTOパソコンメーカーをご検討ください。
「BTOって何?」
という方は『やさしく解説!初心者におすすめのBTOパソコンメーカー』をご参考ください。
1. DAIV(マウスコンピューター)おすすめ!
マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIV」。マウスコンピューターは他のPCメーカーに比べてクリエイター向けのPCに最も力を入れています。ケースのデザインが美しく、選べるラインナップも豊富です。おすすめNo1ブランドです。
2. レイトレック(ドスパラ)
ドスパラのクリエイター向けPCブランド「レイトレック」。10万円以下の低価格モデルからラインナップされていて、予算が少ない人におすすめです。ケースはベーシックなデザインです。
最後に(モニターについて)
RAW現像を本格的にやりたいならモニターに絶対こだわった方が良いです。
一般的なモニターとは別にRAW現像向けのモニターがあります。
RAW現像向けのモニターは広い色域や色を調整できるカラーマネジメント機能が付いていることが特徴です。
自分が表現したい色を出すにはRAW現像向けのモニターがおすすめです。
下記はRAW現像向けモニターを選ぶポイントとおすすめ商品を厳選した記事ですのでよろしければぜひご参考いただけますと幸いです。