HP(エイチピー)とは
HPは世界市場トップシェアを持ち世界中で販売を展開する海外BTOパソコンメーカーです。
日本法人は「株式会社 日本HP」。
日本向けの製品は東京都日野市にある工場で生産されています(Made In Tokyo)。
サポートの拠点はデルと同じ中国(大連)となっています。
※BTOとは「Built To Order」の略で、受注生産の仕組みの事です
■HPのブランド
HPのデスクトップパソコンは以下の通りです。
エントリー向け「HP」
メールやインターネット、表計算ソフトなどを中心に使う人におすすめ。高スペックモデルを選べば簡単なクリエイティブ作業も対応可能です(Core i5以上)。
スリムタイプ、ミニタワー、一体型(All In One)の3つのシリーズがあります。
スタンダード「Pavilion」
HPの最も定番の人気ブランド。CPUの性能は中級以上で映像の描写処理に関係するグラフィックスカードが搭載しているモデルもあり、性能対価格(コストパフォーマンス)が良いです。
日頃のパソコンの使用頻度が多く、更に写真編集やイラスト作成、音楽制作などのクリエイティブ作業も行う人におすすめです。
ただしAll In OneモデルのCPU性能が省エネ設計なため、性能面ではミニタワーなどに比べ落ちるので注意が必要です。
プレミアム「ENVY」
液晶モニター付きの一体型All In Oneモデル。とにかく見た目が良く、おしゃれです。
ただし性能対価格としてはかなり割高。ガンガン作業をしたい人は性能的にもスタンダードブランドのPavilionのミニタワー型を選んだ方が良いと思います。
ランクとしてはプレミアムですが、性能的にはハイエンドではなく、あくまで見た目にこだわったブランドとして理解したほうが良いです。
ゲーミングPC「Pavilion Gaming」「OMEN」
HPのゲーミングPCブランドは2つあります。
ひとつはスタンダードブランドのPavilionから派生した「Pavilion Gaming」。
もうひとつはゲーミング専用ブランド「OMEN」です。
Pavilion Gaming
ゲーミングのエントリー的な位置づけですが、エントリーモデルにしてはややオーバースペック気味です。
ゲーミングPCにしては見た目がすっきりしていておしゃれです。
OMEN
性能的にもHPでゲーミングを選ぶとしたらOMENです。
見た目はこれぞゲーミングPCといった風貌で、ややコテコテな感じはしますが、メンテナンス性やエアフローの構造などのこだわりが感じられます。
HPの特徴
良いところ
見た目がおしゃれ!
おそらくBTOパソコンメーカーの中で最も見た目がおしゃれです。パソコンをインテリアのひとつとして考える人にとってHPのパソコンはおすすめです。
信頼の「Made In Tokyo」
もともと海外メーカーのHPですが、日本向けの製品は東京都日野市で生産が行われています。日本の品質基準は世界的にも高く評価されていることもあり、安心感が生まれます。筆者も過去HPのデスクトップ(Pavilion)を使ったことがありますが、特に問題なく快適に使えました。
ここがイマイチ
カスタマイズ幅が狭い
ドスパラやマウスコンピューターなどに比べるとカスタマイズできる幅が狭いので、こだわりがある人にとっては物足りなく感じます。逆を言えば初心者には迷いにくいと思います。
納期が遅い
海外BTOメーカーの特徴ですが、納期が2週間くらいかかり、遅いです。生産状況によってはもっと遅くなることも。急ぎたい人は基本カスタマイズができない「即納モデル」を選べば注文後最短翌日配送が可能です。
HPおすすめのデスクトップパソコン
Pavilion Desktop 595-p0000jp
Core i7・メモリ16GB・GeForceグラフィックス付きの構成は、クリエイティブな作業も快適にこなせる万能モデルです。写真編集や音楽制作などの強い味方です。